利息法

支払リース料総額に含まれる利息相当額を計算する方法。リース債務に対する利回りが一定となるように期日までの各期間に配分する方法をいう。

利息法に対して定額法とは、その差異相当額を期日までの各期間の日数等に応じて均等に配分する方法をいう。リース料は利息相当額が含まれているが、リース債権及びリース債務は、現在価値相当額であるため利息が含まれていない。そこで、例えば借手(レッシー)側では、リース料の支払額とリース債務の取崩額に差異が生じることになる。その差異額は実質的には利息相当額であるため、これを利息法で算定することになるのである。

利息法の具体的な計算方法は、リース取引においては、各期のリース料の割引現在価値の総額がリース債権(リース債務)と一致するような実質利子率を算出し、この実質利子率をリース債権(リース債務)残高に乗じた額からその期のリース料を差し引いたものが利息相当額となる。利息法は金融商品会計の償却原価法などでも原則的な方法として採用されている。

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