個別生産

 JISでは「個々の注文に応じて、その都度1回限りの生産を行う形態JIS Z8141-3208」と定義している。つまり、繰り返し性のない生産で、「連続生産」の反義語である。
個別の受注ごとに設計を行い、標準化されていない製品を生産する形態で、受注する単位は1単位のケースが多い。通常、 1回限りの生産であるため、コストは設計・調達・作業の各機能で適切かつ円滑な業務遂行ができるか否かによって大きく彰響される。そうしたコストを正確に見積ることができないと受注できなかったり、逆にコストが見積価格をオーバーしたりして、赤字の発生に結びつくこともある。個別生産の代表的な例として、船舶、注文建物、専用機械設備などが挙げられる。

頭文字: