毎年一定額を支払または受け取る仕組みまたはその金額をいう。わが国の年金は、①いわゆる社会保険と呼ばれる公的年金(国民年金,厚生年金等)、②サラリーマンや公務員が加入する企業年金（厚生年金基金、適格退職年金、確定給付年金、確定拠出年金等)、③私的年金(個人年金保険等)に分けられる。
　公的年金のうち国民年金はすべての国民が加入を義務付けられており１階建部分といわれ,厚生年金や共済年金はいわゆる２号被保険者が加入するもので２階建部分といわれる。私的年金は最近では金融商品として売上を伸ばしている個人年金保険や変額年金がある。この私的年金は,公的年金や企業年金を補う形で個人が任意で保険会社等と契約を結ぶものである。年金の給付原因には、老齢,障害。死亡があり, このうち死亡を原因とする給付は遺族に対して行われるもので、老齢及び障害を原因とする給付は本人が受け取れる。