生産座席予約方式

 生産座席予約方式とは、「受注時に、製造設備の使用日程・資材の使用予定などにオーダーを割り付け、顧客が要求する納期どおりに生産する方式JIS Z 8141-3207」である。この方式は、生産能力あるいは生産期間を座席と見立て、営業部門があたかも列車や飛行機の座席を予約するような感覚で、顧客の希望する製品の出荷を予約するものである。社内の円滑な意思疎通をはかるためのツールとして効果があり、たとえば、販売部門と生産部門と生産管理部門の3者が共有できる情報を提供する。
 販売部門は、計画された生産座席を基に、顧客が要求する納期近くの空いている座席にオーダーを割り当てる。これを生産座席の予約という。この予約は、コンピュータネットワークを介して、客先からリアルタイムに行うことで、信頼できるオーダーの完成時期や重要なユニットの生産日程を顧客に提示することが可能になる。生産部門は、座席予約状況を見ながら、納期遅れが生じないように、生産準備や生産進捗を調整する。

生産座席予約方式の利点は次のとおりである。

  • 販売と生産の両部門が、共通の情報でリアルタイムに需要と供給を調整できる。
  • 顧客情報を一元管理できる。
  • 受注見積りの時点で、信頼できる納期を提示できる。
  • 生産部門は販売部門からの受注情報を早い段階で入手できるので、資材調達などの生産準備を精度良く行うことができる。
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