製番管理方式 – Order Control System

 製番管理方式とは、「製造命令書を発行するときに、その製品に関するすべての加工と組立の指示書を準備し、同一の製造番号をそれぞれに付けて管理を行う方式である。個別生産の他、ロットサイズの小さい、つまり品種ごとの月間生産量が少ない場合のロット生産で用いられることが多いJIS Z 8141-3211」と定義されている。製番とは、製品が製造指示を受けたときに付される製造番号、工番=工事番号、オーダーNo.などをいう。そして、製番管理は、生産管理業務をこの製番単位で行う管理手法のことで、日本でも古くから受注生産形態で多く用いられている。製番管理では、製品を構成する部品・材料に対しても、その製品のひも付きとして同じ製番が付される。 つまり、その部品・材料の発注、加工手配もすべて製番単位で行われる。購入先や外注先からの納入も製番を付けて行われ、製造工程で加工する場合も製番ごとに処理されることになる。このシステムでは、発注・加工手配といった業務以外に工程管理、購買業務での進捗・納入確認も製番ごとに行われ、工数集計、品質管理も同様の形で行われる。非常に理解しやすい管理方式であり、製品単位に確実な手配・工程進捗度の状況の把握が可能になる。

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