売場レイアウトとは、店内の什器、通路、レジなどの構成・配置について、平面で計画するものである。
売り場レイアウトの基本
田客動線を長くする
顧客の店内の回遊性を高めて、購入機会を増加させる。客単価を向上させるため、客動線はできるだけ長くなるようにする。
マグネット
文字通り、磁石のように顧客を引きつける売場、商品のことである。店内の突きあたり、曲がり角などの要所にマグネットを配置することによって、店内の回遊性を高めることをねらう。
日販売効率の向上
従業員動線は逆に短くして、販売員の作業効率を向上させて省力化をはかる。
売り場生産性の向上
従業員動線は逆に短くして、販売員の作業効率を向上させて省力化をはかる。
レイアウト上の考慮点
単位面積あたりの売上高および利益を向上させること。
商品のグルービング
グルーピングとは、商品の組合せのことと考えてよい。グルーピングには、次のような観点がある。各グループの商品群に割り当てる場所とスペースの広さは、それぞれのグループの売上構成比などにより決定していく。
1)顧客の来店動機によるグルーピング
主に計画購買される商品か、されない商品か、という観点からグルーピングを行う。一般的には計画購買される商品は店内の奥のほうに配置する
2)陳列方法・機器によるグルーピング
冷蔵・冷凍が必要な商品、保温が必要な商品、ハンガーが必要な商品、ラックが必要な商品などによつて分類する。
3)機能・用途によるグルーピング
利用場面での商品同士の関連性によつてグルーピングする。「男のビジネス」(スーッ、ワイシャツ、ネクタィ、靴…)というような分類である。
販売方法
販売方法には、対面販売、側面販売、セルフサービスがある。これらの販売方法によつて、店内のレイアウトは影響を受ける。
・関連用語: 店舗、什器