ハブ・アンド・スポーク・システム

ハブ・アンド・スポーク

 ハブ・アンド・スポークは、自転車の車輪をイメージするとわかりやすいが、中心のハブに拠点を設けることで、効率的なネットワークを確立することが可能となるという考え方である。そのためには、できるだけ拠点を経由しないよう、物流拠点の集約化が求められることになる。輸配送ルートを簡素化することで、この線が太<なり、輸配送の効率を高めることも集約化のメリットにつながる。よって拠点の配置だけではなく、その数とネットワークを考慮して、在庫削減を追及していかなければならない。従来の物流拠点の立地は、主要消費地に配置されることが多かつたが、近年では、市場の需要に即座に対応できるよう、最大消費地に隣接させる傾向が高くなつており、その拠点数も東西2拠点という体制が確立されつつある。なお、点と線で構成される物流ネットワークをポイント・トゥ。ポイント・システムとよび、複雑かつ輸送効率が低いシステムといわれている。

物流に関連する用語を以下にも補足として掲載する。

リバース・ロジスティクス

 還元ロジスティクスともよばれる。これは、製品の苦情あるいは欠陥製品の回収だけでなく、容器包装の回収や再利用、廃棄物の発生抑制や処理に関するロジステ
ィクス・マネジメントの技術並びに活動をいう。通常と逆の方向で製品や情報を流すため、静脈物流ともよばれている。
このリバース・ロジスティクスは、専門事業者が存在し、そこにアウトソーシングされることが多い。また、実施にあたつては手間がかかリコスト高になるという問題がある。

グリーンロジスティクス

 地球環境に優しいロジスティクスのことで、 トラック等のC02やNOxなどの規制、騒音規制をはじめ、容器包装のリサイクル、資源化可能な使用済み機器、部品のリサイクルなどを徹底する、ソーシャルロジスティクスの考え方である。また、社会への貢献を最重要課題とし、物流資源を有効に活用して低コストでその目的の実現を図る戦略であり、共同化(アライアンス)もその有効な手法である。

モーダルシフト

 幹線貨物輸送をトラックから大量輸送機関である鉄道または海運へ転換し、 トラックとの複合一貫輸送を推進することをいう。モーダルシフトのメリットは長距離の―括大量輸送による効率化であり、モーダルシフトを推進するねらいは、C02の排出量抑制、エネルギー消費効率の向上、道路混雑問題の解消などがあげられる。ただしモーダルシフトを推進するためには、それだけの貨物量の確保や、 トラックヘの積み替えなどが必要となる。

プルウィップ効果

 ブルウィップとは、牛追いの「鞭」のことであり、手元で軽く振るだけで先端では大きな振れになることに例えられている。つまリブルウィップ効果とは、長期の需要予測をしなければならないサプライチエーンの上流で、販売現場でのわずかな需要量の変動が過剰に認識され、必要以上に需要予測が増幅され結果的に過剰在庫を生むという現象である。このような問題を解決する方法としては、上流から下流まで情報共有を図るSCMが有効である。

3rdパーティロジスティクス

サードバーティロジスティクスとは、荷主企業に代わつて、最も効率的な物流戦略の企画立案や物流システムの構築の提案を行い、かつ、それを包括的に受託し、実行することをいう。荷主でもない、単なる運送事業者でもない、第三者として、アウトソーシング化の流れの中で物流部門を代行し、高度の物流サービスを提供することとされている。

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