予測主義

 中間会計期間を事業年度の1構成部分と位置付け、部分的に年度の財務諸表と異なる会計処理基準を適用して中間財務諸表を作成することで、中間会計期間を含む事業年度の業績の予測に役立つ情報を提供する考え方。これに対し、中間会計期間を事業年度と同様の1会計期間と捉え、中間財務諸表を年度の連結財務諸表及び財務諸表と同じ会計処理基準を適用して作成し、中間会計期間の財政状態及び経営成績に係る情報を提供する考え方を実績主義という。前者は後者に比べ、恣意的な判断の介入の余地があり、処理も複雑となることから、現行の中間財務諸表及び中間連結財務諸表の作成基準は実績主義による。

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