ERP=Enterprise Resource Planning。
マネジメント層が必要な情報を入手し、経営判断をするスピードを早めることを目的とするな経営スタイルを目指す経営概念。同目的を達成するために、総務や会計、人事、生産、販売などの業務に関わる基幹情報を統合的かつリアルタイム処理する基幹システムのことを、ERPパッケージという。通常は、販売・生産・会計といった企業の基幹業務の情報を統合したパッケージ・ソフトウエアを指すことが多い。代表的な例としては、大企業向けのものとしては、SAP「SAP R/3」やオラクル「オラクル アプリケーションズ」。中堅企業向けの国内開発では、WORKS Applicatoinが有名である。
ERPパッケージの利点としては、上記に挙げたマネジメント層の経営判断ん高速化に加え、大福帳型のデータベース、リアルタイム処理、低コストかつ短期間でできるシステム開発、オープン対応/マルチベンダー対応、グローバル対応がある。また、多くの「SAP R/3」や「オラクル アプリケーションズ」は、多くの企業に導入済みであることから、同業界のベスト・プラクティスを前提に設計されており、導入において業務の見直しと再構築BPR(ビジネスプロセス・リエンジニアリング)を実施することで、同業界における最も効率的なプロセスへの業務標準化が可能となるといった点もある。