資産のグルーピング(しさんのぐるーぴんぐ)- grouping of assets

固定資産の減損会計において、減損の兆候の把握、減損損失の認識、減損損失の測定を行う単位のことで、減損会計で最も重要な作業。個々の固定資産において減損が生じているというよりも、むしろ複数の資産を使用している事業や部門の収益の悪化等により固定資産に減損が生じていることのほうが多い。つまり、複数の資産が集まって独立のキャッシュ・フローを生み出すのであれば、減損損失の認識及び測定においては、その合理的な範囲で資産のグルーピングを行う必要がある。ただし、資産のグルービングを会社全体などとすると減損の発生状況がまったくわからなくなり、固定資産の減損会計の意味がなくなる可能性もある。そのためグルーピングの単位は、独立したキャッシュ。フローを生み出す最小単位とし、管理会計上の区分や投資意思決定等を行う単位を目安としている。なお、個別決算において行った減損のグルービングは、連結決算で減損を行う場合には見直さなければならないケースもある

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