定義および概要
在庫量が一定の量(発注点)に達した場合、あらかじめ設定した一定量(経済的発注量)を 発注する方式である。JISで は「 発注時期になるとあらかじめ定められ た一定量を発注する在庫管理方式。」IS Z 8141-7312」 と定義されている。発注 間隔・時期はばらつくが、名前の通り発注量は常に同じ(定量)と いう方式であ る。
メリット
- 運用・管理が容易
一度発注量を決めてしまえば、その後は面倒な計算も必要なく、ただ、 在庫量 (発注点)だけを捉えていればよい。 - 事務処理の効率化
自動化が容易 自動発注への切り替えも可能であり、在庫管理関連の費用を抑えること ができる。
デメリット
- 需要変動の激しいものには不向き(採用しない )
一定量しか発注しないため、変動が激しいと在庫切れあるいは過剰在庫 が発生する。 - 調達期間が長いものには不向き
調達期間が長くなると、ちよっとした需要の変動にも対応できない。 畿 運用がルーズになりやすい 手間がかからない分、注意も払われなくなりやすい。