ストアコンセプト
ストアコンセプトとは、店舗の基本理念のことで、「だれに」、「何を」、「どのように売るか」という3つの機軸でとらえるのが一般的である。たとえば、あるコンビニエンスストア(CVS)のストアコンセプトは、「半径500mの商圏内の消費者を対象に、100雨前後の売場面積の小型店舗に3,000品目を超える品揃えで、長時間(24時間)営業を実施し、駅前・住宅地近くの立地、生活必需品の効率よい品揃えなど、時間、場所、買いやすさの利便性(コンビニエンス)を提供する店舗」となる。消費者ニーズの多様化や競争激化により、小売業は自店のストアコンセプトを明確に打ち出して、消費者の支持を得ることがますます重要となっている。
補足情報
補足情報として、小売店に関する知識として、「業種」、「業態」という用語も以下に解説する。
業種
取扱い商品を基本とした概念で分類する小売店。すなわち、「何を売るか」で分類する小売店である。具体的には「鮮魚店」、「生花店」、「精肉店」、「靴店」、「眼鏡店」などである。
業態
「だれに」、「何を」、「どのように売るか」の3つの機軸を適切に組み合わせた営業形態を概念として分類する小売店である。すなわち、ストアコンセプトを明確に打ち出した小売店を
業態店という。具体的には、「CVS」、「ホ―ムセンター」、「ドラッグストア」、「ディスカゥントストア」などである。