責任準備金(せきにんじゅんびきん) – liability reserve

保険や年金の財政計算において将来の給付のために計算日時点で準備しておくべき資産のこと。責任準備金は適格退職年金制度では、給付原価(将来発生すると見込まれる給付額の現在価値)から標準掛金収入原価(将来見込まれる標準掛金収入の現在価値)を差し引いたものをいう。厚生年金基金制度では適格退職年金制度における責任準備金のことを数理債務という。退職給付会計では、簡便法として責任準備金を年金制度の退職給付債務とみなして処理することも容認している。しかし、退職給付債務と責任準備金は、その計算方法は異なるため、本来は別物である。

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