少種多量生産

少ない種類の製品を大量に生産する形態である。ライン生産ともよばれ、連続生産する生産方式である。需要予測をもとに多量の製品需要が期待できる場合など、標準部品を多く使い徹底した合理化をはかった専用ラインなどで連続生産する方式である。少種多量生産の特徴として次の点が挙げられる。

① 製品の種類が少なく、専用ラインによる単純な加工経路をとることが多い
② 作業が単純化し機械の専用化が進めやすいので、単能工や専門工で作業が行われる。
③ 作業者の間接作業が少ないので、生産性が高い。
④ 多種少量生産に比べ仕掛品が少なくすみ、生産リードタイムが短い。
⑤ 作業が単調なため創意工夫を発揮しにくい。また、連続作業に伴う肉体的・精神的疲労など労務面での問題が起こりやすい。

頭文字: