包括ヘッジ(ほうかつへっじ)

ヘッジ対象が複数の資産または負債で構成される場合のヘッジをいい、リスクの共通する資産または負債等をグルービングして、ヘッジ対象を識別する方法である。ヘッジ対象の識別は、資産または負債等につき取引単位で行うこと(個別ヘッジ)が原則だが、ヘッジ手段の最低取引単位が対象とする資産または負債等の取引単位より大きい場合やヘッジ取引のコストまたは信用リスクの軽減を図る場合は、包括ヘッジによることがある。適用要件として、個々の資産・負債の変動とポートフォリオ全体の変動との高い相関が必要となる。

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