TQM

 日本の企業における品質管理の変遷は、統計的品質管理(SQC、Statistical Quality Control)、総合的品質管理(TQC、Total Quality Control)、総合的品質管理(TQM、Total Quality Management)と変遷をたどってきた。

SQC (Statistical Quatity Control:統 計的品質管理 )

文字通り、統計的手法を使った品質管理手法である。主に抜取り検査のような検 査領域に利用が限定されている。

TQC (Total Quauty Control:全社的品質管理)

当初は、SQCが限定した領域を対象としていたのに対して、Totat(総合的)に 品質を管理するという意味での「 総合品質管理」であった。日本では、QCサー クルを中心とした「 全社的取り組み」が 強調され、全社的品質管理となった。

TQM(Total Quality Management:総 合的品質管理)

最近では 全社的品質管理をTQMと呼 ぶのが一 般的に なっている 。したがって 、 TQCとTQMは同じ も のとして扱われることもある。
ただし、TQCは主に製品に関する品質に重点を置き、一方TQMは製品も含め企業経営の品質に重点を置いているとする考えもある。その捉え方から見ると、 TQMはTQCと 比べ次のような点が特徴といえる。

1)経営の質の向上を目指す。
2)製品・サービスのQCDを ボトムアップで、経営の質をトップダウンで向上 をはかる。
3)顧客も含めたステークホルダー(社会、従業員、取引先、金融機関など)との良好な関係を目指す。

・関連用語: ジャスト・イン・タイム

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