監査意見(かんさいけん)

監査人が、監査の結果を表明する意見。財務諸表監査では、無限定適正意見、限定付適正意見、不適正意見に区分され、さらに意見を表明するに足る合理的な基礎が得られない場合には、意見表明が差し控えられる。監査人が財務諸表が企業の財政状態等を適正に表示していると判断した場合には無限定適正意見が表明される。一方、財務諸表に虚偽の表示はあるが、その影響が財務諸表全体としての虚偽の表示に当たるほどには重要でないと判断した場合には限定付適正意見が表明され、当該虚偽表示の影響が、財務諸表全体から見て重要であると判断した場合には不適正意見が表明される。会社法監査では計算書類について、同様の意見が表明される。

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